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メシウマ状態のハマスと孤立し始めたイスラエルの軍事侵攻について、中東政治の教授から面白く、とても政治的な話を聞きました。

だいたい1993年ぐらいまで、パレスチナ率いるアラブグループとイスラエルは、お互いを政治主体として認めていなかったわけですよ。オスロ合意により、やっとお互いを政治主体と認めたわけです。つまり、相手を否定するだけの0の関係から、取りあえず認めましょうって1の関係になったって事です。

で、イスラエルがその合意をした相手はPLOなんですよね。ハマスは、1の状態を0に戻そうとしているグループです。つまり、イスラエルにとって、ハマスは鬱陶しい蚊なんですよね。人種としても政治主体としても認めていない連中から長年挑発されて、我慢の限界やったんでしょう。

で、ハマスにとって何がメシウマかというと、ハマスはイスラエル憎しの気持ちがある限り何度でも蘇るんですよね。国連にパレスチナを分割されて以来、もう60年ぐらいになりますか。難民キャンプにも、多くのハマス予備軍がいる事でしょう。

自分は、国際社会がイスラエル、ひいてはユダヤ人憎しの気持ちになる事がハマスにとってのメシウマだと思います。実際に、移民の多い国(フランス)ではユダヤ教信徒/ユダヤ人への排斥意識が働いてるようです。中〜高年の白人連中も、以前はイスラエルを好意的に扱ってたけど、さすがに度が過ぎる軍事攻撃で嫌になったみたいです。ソースは彼氏のお父様。エゲレス人のミドルアッパーです。

あと、よく言われている事なんですけれど、パレスチナ問題においてイギリスが悪いとかってのは、ちょっと矛先がおかしいと思います。元々、第二次世界大戦が終わるぐらいまでパレスチナはイギリスの植民地でした。世界大戦後、戦争に勝つ事だけを目指していたイギリスは大戦後、面倒くさいパレスチナを国連に丸投げし、パレスチナは国連の議会の決定でユダヤ人に割譲されました。

イギリスは、単に戦争に勝つ事のみを追求したにすぎず、アラブ側やユダヤ側に二枚舌的な外交をしたのも戦争に勝つために必要であったと考えられます。

戦争に勝つために道徳倫理は必要ですか?道徳倫理を守って同じ民族が殺されるのを指をくわえながら観察しますか?少なくとも、当時は倫理追求の雰囲気も場所もなかった。もちろん今は違いますけどね。しかし、国連は強制力は持っておらず、戦争法も強制力が

現在の価値観を過去に当てはめて考えるのは、時間の無駄です。
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