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うちの大学にベアテ・シロタ・ゴードン氏が来るらしいので激しく行ってみたくなった。授業とか、さぼっちゃえばいーじゃん!

彼女は日本国憲法を起草する際に民主主義や社会主義の思想をバランスよく混ぜて作った偉い人で、代表的なフェミニストです。若干22歳でGHQで働いただけでも凄いのに、さらには日本人の根幹となるべき憲法までも作ったんだから、話を聞きに行きたいなぁと思うのはムリない事ですね。

自分はフェミニストなのかなぁと考えたけど、フェミニストじゃなくてただ単に平等が欲しいだけなんですよね。これがフェミと言われたらそれまでですけど。身体的な役割を認めずに優位を説くなんておかしくない?私はそれはおかしいと思うし、それは変えていかなきゃいけないと思う。男性差別にしろ女性差別にしろ、平等がなんなのかを理解して実行している人が少ないと感じるっす。

こんな風に偉い人の話を聞く事は、とても良い機会だと思う。たまにはうちの大学もまともな事やるなぁと感心してみた。ま、正面にUN大学がありますからね。
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ノルウェーの戯曲家イプセンの『人形の家』を読んだ。

この話と『幽霊』などで描かれている、イプセンの「絶対的な価値観」に疑念を抱く事ができる自由がある、という思想に感銘を受けて以来、ちょくちょく彼の著作を読みなおしては心の浄化をはかっている。

この「絶対的な価値観」というものが実に興味深いもので、この本の主人公の場合だとそれが「娘」というものを耽溺した「父」であったり、その「娘」を「妻」として可愛がる「夫」である。つまり、「父」や「夫」の価値観に主人公が支配されるという事だ。

この「父」や「夫」を他の言葉に当てはめたらどうだろうか?「宗教」なんかが一番手っ取り早く理解できるだろうと思う。「伝統」でも良いし「歴史」でも良い。

1879年にこのようなシナリオが発表された事は、北欧ならではの事なんだろうか?誰も触れたがらない灰色の領域に挑んだイプセンはリベラルな人だと思う。そんな考え方をできたのが、心から羨ましく思う。
ふと、疲れを自覚する。

そんな時、音楽があるから気を紛らわす事ができる。自分にとっての音楽はもはや切り離す事ができなくて、色んな事を切り捨ててきたけど、音楽だけは死ぬまで切り離す事ができないだろうと思う。

トモダチと共有する時間よりも自分の時間を選ぶ事に疑問を抱く事はない。価値観が違うと言ってしまえばそれで納得出来る様な日常のひとつだ。たまに、一方通行の誰かの歌を聴き感銘を受けている自分を考えると、嘲りたくなる。自分を絶対に傷つける事がないから音楽が好きなのではないか、不愉快な思いをしないから音楽が好きなのではないか。だけど、音楽は自分を裏切らない。

一方通行の音を享受し、その心地よさに安心を覚える。その程度の自分に空しさを感じる。そして音楽を聴き、その気持ちを紛らわせ、日常に身を投じる。

いつからこうなったのか、もう忘れた。疲れたなぁ。
日本という国では、どのようなシステムが機能し、それがどんな風に受け入れられているのだろうか、と考えてみた。というのも、堺屋太一の『日本を創った12人 上・下』という本を読んだからである。その本自体の感想は、まぁこんなもん。目新しい事もなく、大学受験レベルの知識で書ける程度だった。この知識を繋げてさも内容があるように書く技術は素晴らしいとは思う。

さて、この本の下巻に大久保利通の話が載っていた。何かことあるごとに公的機関の責任問題が大きく取りざたされる昨今、なぜ不祥事や失態ばかりを繰り返す公的機関ばかりに解決を求めるのだろうかとつねづね疑問であった。多くの問題の中には、個人の自己責任によるものや民間で解決できるものがあると気付いた時、この堺屋太一の話を思い出した。

大久保利通は明治維新を導いた薩摩藩出身で、維新後は内務省を作り、そこでありとあらゆる日本の根幹を生み出した人物だ。内務省とは、文字通り内政全てに権限を有していた。(その権限は軽々しく扱われる事はなかったが、内務卿の権力は絶大であった。)そのシムテム自体はヨーロッパに既存していたものではあるが、大久保はそれを上手く日本に組み入れ、維新後の大きな変化と共に日本の方向性を決定づけた。

具体的に言うと、そのシムテムとはよく言う”タテワリ”社会である。平たく言うと、国が国民を育てて見守り保証を与える、というものだ。明治維新からはや百数十年、このシステムは日本人の考え方の深くまで浸透しており、もはや癌のような病気の一種になっていると思う事が多い。

当時は高い教育を受けた者は限られており、彼らが教育されていない国民を指導する事は非常に合理的だった。しかし現在、大学教育が当然視されているのにも関わらず、この考え方が生きているのには疑問を抱く。

過去を振り返れば、日本には偉人と呼ぶべき人物が多くいた。歴史とは当時の支配者層にとって都合のいいものでしかないが、学ぶ事が多いと感じた。
うへ、一皮むけました。他人なんか知ったこっちゃない。仲良しこよし馴れ合いがしたくて勉強してるわけじゃないっすから。私の事を信用して好きでいてくれる人達に内面を見せれば良いし、その人達以外が何をしようが関知しなければ良い。大人の余裕ぶっこいた感じでスルーしときます。

頭で分かってた事が心で分かった日でした。そもそもぎゃーぎゃーと群れる意味が分からなかったので、気分晴れやか。
 
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